誤認で経営は危うくなる

以前、とあるセミナーを聴講した際、パネルディスカッション用に掲示された参加者の質問の一つに下記の様なものを見つけました。

 

「数値経営から脱却する方法は?」

 

いやいや脱却しちゃいかんだろうよ…と思いましたが質問者が不明かつ他人のセミナーで勝手に講義を始めるほど図々しくはないので、ブログで昇華させようと思います。もやもや。

 

質問者の方は「数値に頼りすぎるのは良くない」程度の発議だったのかもしれませんが、万人が同じ定義で評価できるツールは数字以外に存在しないので、要素として除外するのは非常に危険です。もちろん別の指標を持つのは良い事ですが、数値評価も含めた経営デザインである事が大切なのです。

 

数値は「事実」(粉飾という罠も…)であり「結果」ですので、表面的な「数字」だけに着目した発想の中では無機質なものに感じられるのかもしれませんが、表出したその「事実」や「結果」を手掛かりに「原因」を探り当てる事が数値の役割なのです。原因を究明しようとしている時に、その手掛かりの解釈や定義が人によってバラバラだったら話になりませんよね。名探偵もお手上げです、じっちゃんはいつもひとり。

 

新しい概念を取り入れようとする時は、単純に既存のスキームを捨てるのではなく、それぞれの意義とロジックを理解して熟考しなければ誤った経営判断をしてしまうかもしれないので気を付けたいものです。

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