目的の為の補助金であり補助金が目的ではならない

先週、政策や施策に関する取り組み意識について触れました。
補助金についても同様に、見誤るとかえってマイナスに転じる事がありますので、
この点をお伝えしたいと思います。
補助金の審査は厳格ですが、受給後の報告についても大変シビアです。
予算通りに支出されていなければ細かく説明を求められますし、趣旨に沿わない用途が見つかろうものならば支給停止もありえます。税金を原資とした返済不要の制度なので当然なんですけれどもね。
つまり、お金を貰う事を目的として理念なき計画を「創作」してしまうと、審査をパスしても後が続きません。受給の為だけに、実態に合わない計画を行動に移し、膨大な事務処理に追われ、かえって面倒な事になってしまうのです。
補助金は「やりたい事」が先にあって、それを実現する為に頂くものですので、
目的と手段を見誤らない様にしましょう。