働き方改革とは-1

関連法案の成立から3ヶ月、働き方改革は思ったほど意識されている小規模事業主様が多くないのが現状の様です。しかし、西岡は段階的に対応した方が良いのではないかと思っております。
最初は締め付けも緩く、少し怒られるくらいでしょうけれども、そのうちそれなりの規模の企業が何か見せしめ的なペナルティを科され、外堀が埋められていくのではないでしょうか。何しろ個別法ごとに改正してゆけば良いものを、わざわざ「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律案」という、今後ガッツリやりますよ的な宣言をしている訳ですからね。
そうでなくとも働き方改革は労働人口の減少=国力の低下に歯止めをかけようとする、日本が沈没しない為に最優先しなければならない政策の一つで、重要性は自明。働きたくても働けない人や、これまでは労働の主要な担い手ではなかった層に無理なく働いて貰える様に、環境を整備しなければならないという事です。その為の二本柱として、
A:長時間労働の是正
B:正規雇用と非正規雇用の格差是正
を大枠とし、これらを実現する為の具体的な対応が求められているのです。
とはいえ、中小企業にどの様に関わってくるのか、具体的に何をしなければならないのか、イメージ出来ないという経営者様も少なくないやに見受けられますので、次回から複数回に分けてポイントを簡単に解説してゆきます。
少しでもお役に立てましたら幸いです。