家事の価値

家事の値段として日経の30秒CMで表示される金額は「304万円/年」なのですが、どうでしょうね。
一人前に自活している大人というものは自分の事を自分でやるのが当然ですので、パートナーと生活しており一方が家庭の仕事に専念しもう一方が通貨を獲得する仕事に専念しているケースで後者が一定水準以上の成功を収めた場合「さもあろう」という感想を持ちます。離婚時年金分割の際も一方の家事貢献があってこそ達成できた収入であると判断されますね。
よって家事の主体であるにも関わらず高収入を達成している方を本当に尊敬すると共に「一体どう遣り繰りを…」と興味を持ちます。
ライフスタイルに対する非難でも礼賛でもなく時間と成功の相関性についての話であり、本来は家事に拘束される筈の時間を自由に使えれば使えるほど社会的成功の確率が高まるのは道理で、家事をする時間をお金で買っても同じ効果が得られるでしょう(これができる時点で既に一定以上の収入がある訳ですが)。
仕事の定義を「やらなければ生きていけない事」とした場合、家事も間違いなく仕事ですので金額換算自体は自然な事だと思います。但しクオリティにより金額差は生じる訳で、少なくとも一般人とBree Van de Kampの家事能力は同一評価ではない筈だ。