自営業者と会社員

自営業者の数は減り続けていると言われており、近年は就業者のうち10%に満たないそうですね。
しかしこのパーセンテージ、今後は伸びていくのではないか?と個人的に思っています。
政策として「働き方改革」が進められているのは皆さんご承知の通りですが、本来は生産性の向上が主目的であった筈なのに、取り組みとして労働時間短縮にフォーカスされ過ぎている感が否めないと感じています。
資金不足からなかなか効率化に取組めず人員の確保もままならない中で、休日を増やして労働時間を短縮せよという方針に、中小企業は存続の危機とさえ言える状況です。
また、日本人の労働に対する考え方というのは本来、西洋的な価値観である苦役には当たらないとするものですので、現代でも経験値を積んでレベルアップするまでは多少プライベートを犠牲にしても働けるだけ働きたい、と考えている若者は一定数存在しています。
こうした背景から、自己実現のビジョンを持ち能力を備えた若者は、就職よりも起業を選ぶのではないか?と思うのです。
どちらにしろ、快適な人生を実現できる社会インフラを整える事が大切ですね。